骨盤のゆがみ
◇ 主な原因
普段の二足歩行に等しく、出産のしくみでみる骨盤は、非常に重要な役割を担っています。
卵巣や子宮など女性特有の臓器の保護、上半身に加えて赤ちゃんや羊水の重さに耐える
ため、強固でありつつも、産道確保のため10cm超も広がる柔軟性も持ち合わせます。
妊娠後、赤ちゃんの成長に伴って骨盤を支える筋肉群にかかる負担は増えていきます。
出産が近づき、骨盤の下側が徐々に広がること、恥骨結合部分が緩み始めることなどで、
骨盤底部の筋肉群(内もも上や恥骨・肛門とつながる筋肉やすじ)に負担がかかります。
大きくなる赤ちゃんの骨盤内側 → 外側への押し出しや、出産を控えて恥骨部分へ重さ
が増すなどの理由で、外からの刺激・力には丈夫な構造でも、内からのそれには影響され
やすいため、産後に自力で元のサイズに戻ることは難しく、そのまま放置すればバランス
の崩れ = ゆがみを進行させてしまいます。
妊娠前の体型復帰へのサイズダウンのみならず、ゆがみによる二次的な不具合や痛みを
発症させないよう、骨盤自体をあるべき位置や機能に回復改善してあげることが大切です。
◆ 施術のポイント
股間につながる、内もも ・ お尻 ・ お腹 ・ 腰などの筋肉のバランスを整えて、骨盤の
関節と股関節のバランスを整えます。合わせて、日常的に強化+機能回復のエクササイズ
を並行して、ゆがみを改善していきます。